人工ダイヤの歴史
【ロシアダイヤモンドとの差別化と今の安心材料】
このダイヤモンドの製法「高温高圧方式HTHP」はアメリカで発明され、1953年にアメリカのGE社によってこの高温高圧法は特許化されました。 これが人工ダイヤモンドの始まりであり、それは今のGem Quality宝石レベルになるまでは、様々なステージを紆余曲折してきました。
アメリカはこれらを工業ダイヤとして使用することに決め、ダイヤモンドの加工をダイヤモンドで擦るという方式に変え、第2次産業改革の目玉に据えて 開発、また使用をしてきました。 それが冷戦後のソ連において、ソユーズ計画が解体化された後のロシア科学者たちが、食べていくためにこの研究を急速に始め、その宝石的価値を高めていきました。
1990年代においてそれが完成し、インドの王族や、その他の資産家において1000年の夢のまた夢であった人工的に作られたダイヤモンドがこの世に誕生したのです。
アメリカ人の青年がそれを遺骨から作ると言うことに着目し、今の遺骨ダイヤモンドは2003年に世に出ることになりました。
現在スイスに2カ所の高精度のダイヤを造るラボが存在します。アルゴダンザ社と私どもです。またドイツ国内においても研究施設が数カ所に置かれています。
私どものStayforeverはドイツ国内で研究したものを、スイスのニューシャテル地方に持ち込んで開発生産を行っています。
今市場にあるスイス製と呼ばれるものも、全てはスイスで精製されているものではなく、他のロシアなどに生産委託している実態があります。ましてアメリカ製というものはそもそも存在しておらずほぼロシア生産というのが実状です。 我が社の価値は、その遺骨からの炭素精製、炭素からの高温高圧式でのダイヤモンド昇華、またその加工から研磨、詳細に至る検査という過程を 全て同じ敷地内で行っていることです。これは世界でもここにしかない唯一ものだと自負いたしますし、何よりの安心材料であると考えています。
大切な方の、大切なご遺骨を預かるにふさわしい施設を持っていること、また完全な施設の中で精製されるダイヤモンドを、信頼のダイヤモンドとお呼びいただきたいと考えます。
遺骨ダイヤモンドの初期の反応
2003年に初めて遺骨ダイヤモンドという新たな発想がアメリカ人の兄弟によって発想され、それを研究段階からシカゴにおいて共同で開発したのが我々でした。
当初は工業用としか価値のなかった人工ダイヤモンドを、商業的に意味のあるジュエリーダイヤモンドにまで精度を上げていったのは、その炭素の精製の段階の技術でした。
確かに2003年当時のダイヤモンドは、どれも黄色がかったものばかりでした。
これは窒素を取り除くという炭素段階でのダイヤモンド製造技術が追いついていなかったせいです。それから2年ほどは商業ダイヤモンドといわれるレベルには決して追いつけないものでした。遺骨ダイヤモンドというものに着目したものの、遺骨を扱うが上の、炭素の精製レベルが追いつかなかったためです。
1953年にアメリカのGeneral Electric社が、人工ダイヤモンドの特許を申請し、それから硬度が本物のダイヤモンドに追いついた経緯があります。
ただそれはダイヤモンドの硬度に追いついただけで、ダイヤモンドを研磨するのに使われるだけで、ジュエリーとしての価値は、あまりに劣った商品でした。
1970年台にソビエト連邦が宇宙計画ソユーズを断念した時期がありましたが、その時に多くのユダヤ人を中心とした一流の科学者たちがヨーロッパ各地に散らばり、またモスクワあたりに残った科学者も新たな研究としてダイヤモンドの人工化に取り組みました。
ただその時点では自然界が生み出したクリアなダイヤモンドにはたどり着けず、ダイヤモンドとしての商材には遠く及びませんでした。
これが一変したのが2003年だったわけです。アメリカの青年たちは、ダイヤモンドの元素は炭素である。生物も最終的に炭素物質であるという結びつきから、生物の残った炭素を精度の高いダイヤモンドにするという研究を続けたわけです。
そこからは炭素化の精度を上げることに力を注ぎ、そのイエローダイヤモンドから窒素を抜く技術にも挑戦し、最終的にはクリアな皆さんの想像されるダイヤモンドが開発されるまでになりました。
その過程で、ホウ素を混ぜブルーダイヤモンドにしたり、色素反転させたレッドダイヤモンド、またグリーンダイヤモンドも世に出ました。
人工ダイヤモンドとはいえ、その輝きや硬度は自然界のものと全く同じものであり、ブルーダイヤモンドの自然界で出来る確率は数100万分の一であり、取引金額は1カラット数億円です。 イミテーションと呼ばれることを私たちは残念に思いますが、地球の奥底で起こっているマグマの働きによって奇跡的に地上に打ち上げられた天然ダイヤモンドと同じ起源でお亡くなりになられた方の炭素をもって、同じ価値のダイヤモンドを創造できるという奇蹟を、皆様にも感じていただきたいと思います。
合成ダイヤモンドについて
天然ダイヤモンドは地球の奥深く120kmの超高温高圧の環境で育てられます。そこで育ったダイヤモンドは、マグマの噴出等によって急速なスピードで地上まで運ばれるため、地球の奥深くにあったままの状態でダイヤモンドの結晶を手にすることができます。
合成ダイヤモンド(Synthetic Diamond)は、地球内部で生成される天然ダイヤモンドに対して、科学技術(主に高温高圧法)により人工的に精製したダイヤモンドです。メモリアルダイヤモンドは、ご遺骨の中に含まれる炭素を抽出し、高温高圧法により人工的に作り出した合成ダイヤモンドです。人工的に作られたダイヤモンドですが硬度(モース硬度 10)や輝きは天然ダイヤモンドと全く同じです。
ダイヤモンドの4Cについて
ダイヤモンドの品質を評価する国際基準です。 4Cとは、ダイヤモンドの品質を示す、「カラー(Color)」、「カラット(Carat)」、「クラリティ(Clarity)」 「カット(Cut)」の頭文字を表す言葉で、これら4つの基準によってダイヤモンドはグレーディングされています。
4Cのカラーは、マスターストーン(基準石)をもとに判定されます。ステイフォーエバーの カラーはお選びいただく5つの色のことです。
カラーレス(透明)
外気に含まれる窒素がカーボンに付着しないように真空の環境下で作ることにより、透明になります
イエロー
カーボンが窒素(N)の影響を受けることによって美しいイエローダイヤモンドになります。
ブルー
炭素の中に含まれるホウ素(ボロン B)によってブルーダイヤモンドになります。濃淡は、ホウ素の影響の受け具合によって違ってきます。(ホウ素は加えません)
レッド
イエローダイヤモンドを基本として結晶変化によりレッドダイヤモンドになります。
グリーン
イエローダイヤモンドを基本として結晶変化によりグリーンダイヤモンドになります。
ダイヤモンドの重さです。
0.25ctから1ctまでのダイヤモンドをお作りしています。 1ctより大きいサイズをご希望の場合は、ご相談ください。
※ダイヤサイズの図 ダイヤのイラストは実寸にしてください。
カットの種類はラウンドカット、プリンセスカット、ラディアントカット、ペアカット、トリリアンカット、ハートカットをご用意しています。ダイヤモンドの光りの効果を引き出すラウンドカットをおすすめしています。
ラウンドカット
ダイヤモンドの光りの効果を最高に引き出す、美しい58面体カットです。多くのジュエリー加工に対応できます。
プリンセスカット
正方形、長方形のブリリアント式カットになります。エッジが薄くデリケートなカット。
ラディアントカット
四角の形の4隅が切れていて、光りを集め放射上に拡散させます。大きめのダイヤモンドによく合うカットです。
ペアカット
洋ナシをかたどったカット。片方だけ尖った先端が指を綺麗に見せ、大人の風格をかもし出します。
トリリアンカット
三角形のカット。なかなか見つからないカットです。
ハートカット
エレガントさと可愛らしさを表現するカット。難しいカットの一つです。
ステイフォーエバーダイヤモンドの透明度は、天然ダイヤモンドの評価方法でIクラスからVVSクラスまで保障します。(SIクラス、VSクラスが多く見られます。)